瑠衣がペンを置くと怜哉は理解し見つめた


「教えたくないか…瑠衣は聞きたいことはないのか?」


俯いていた瑠衣は隣りの怜哉を見た


名字を教えなくて怒っているかと思っていたら、肩肘をつき顔を傾けて見ている怜哉にドキッとした

そのまま紙に視線を移してペンを取った