「おい…真弥…もしかして…」


「そうだ、俺の妹の瑠美衣だ」


「あの…子が…」


紅聖は今まで見せなかった優しい目で瑠衣を見つめながら抱き締めようとした


「おい!」


一瞬の隙に怜哉が瑠衣を引き寄せて阻止した


「紅聖さんでも瑠衣は触らせません」


怜哉はいつものように冷たい目で紅聖を睨みつけた