「お…おはようございます」


千明は怜哉に挨拶したが怜哉は千明の後ろに隠れている瑠衣しか目に入ってなかった


「瑠衣…」


「ふぇ…」


「瑠衣、おいで」


今まで聞いたことのない怜哉の優しい声に千明は驚いた


千明は握っていた手に力を少し入れて瑠衣を引っ張った


「瑠衣ちゃん、社長が呼んでいるから行きなさい。大丈夫だよ」