「でも真弥が言ったの。将来、お前の妹になるんだから2人でけじめつけようって」


千明は左手の指輪を撫でながら苦しそうな顔をしていた


「千明さん、過去はもう終わったことです。それよりほんとうの家族が出来ること、そしてお姉ちゃんもなんて嬉しいです」


「瑠衣ちゃん」


千明は涙ぐみながら瑠衣を抱きしめた