愛しい…


こんなに1人の人を思ったのは初めてだった怜哉


幼い頃から兄と比べられ、まわりは葛城という名前の為だけに媚びて近づいて着た人々


怜哉本人ではなく、後ろにある葛城家の事しか目に入っていないのはわかっていた


だから心を閉じ、誰も信じられなかった