家に居る時はいつも怯えた弱々しい瑠衣だった


しかし目の前の瑠衣は凛として大きな瞳で見つめる。パンツスーツがよく似合い18歳には見えなかった


怜哉は瑠衣を見つめたままで立ち尽くしていた


「クスッ 怜哉様、そろそろ行きましょう」


「…あぁ」


怜哉は瑠衣の手を引き、三人は部屋を出た


そして車に乗り軽く食事をして葛城コーポレーションに向かった