「それがさ、麗花とはあまり上手くいってないんだ」


いつもと違う寂しそうな顔...


「そっ…そうなんだ」
「気のせいかも知れないけど、麗花に他に好きな男でもできたのかな?」


「………そんな」

「自信ないんだ。臆病な男だろ?」


「そんな事ないよ!誰だって好きな人の前じゃ臆病だよ!」


そう言うと王子は力なく笑った

王子が辛いとき私は何もしてあげられないのかな・・・