王子はグラウンドの方を眺めて黄昏ていた

やっぱり…格好いい

一度でいいからあの髪に触ってみたい

格好よくて綺麗で羨ましいくらいだよ


暫く王子に見とれていたらバチッと目があった



「あ………」


ついつい声が!
恥ずかしい////


王子は目をまるくして不思議そうにこっちを見ている


「えーっと…あ、彼女と上手くいってる?」

とっさに出た照れ隠しの言葉だった