「君は……誰?」


「一年の黒川萌です」
「萌ちゃんか、俺は高野権勢」



やっぱり!!!
この男の子は王子だったんだ



「俺は火曜日の二時間目はいつもここなんだ。普段は鍵閉めてるんだけどね」

「そうなんですか!」
「秘密だったんだけどバレちゃったね!秘密だよ?」

「は…はい!誰にもいいません」


王子はニコッと笑って小指を差し出した
指切り...かな?

私と王子は指切りを交わした////



「たまには来てもいいけど毎週は来ないでね!」

「はい!分かりましたぁ」

「じゃあ、バイバイ」

王子にバイバイされ、私は屋上を後にした ってゆうか!王子がたまには来てもいいって!!!
王子と私の秘密の場所

やった!

やった!

私は舞い上がる気持ちを抑え、教室へ戻った