恐る恐る上を見上げると王子が私を見下ろしていた


「………あ」


その一言しか言えなかった
どうしよう~絶対ヤバイよ


王子は不思議そうに私を見ている


「あれ?鍵閉め忘れた?」



それが王子の第一声だった