「何、今の。そんなに塾が大事なの?」 勝手に電話を切られたことにイライラして優莉の参考書を公園の茂みに投げつけた。 確かにサボっちゃった私が悪いけどさ。 別にいいじゃん。 一日くらい………。 どうせ自習だったんだし。 そこまで怒る必要ないじゃん!! 優莉の気持ちなんて、この時の私に分かるわけなくて。