「…木…壱くん…?」



何故か…木壱くんが居た。



何でだろう。



「なんでここにいんの?」



「あ…あたしは…先生のお墓参りに…」



あたしは名宮家之墓を指差して表す。



「お前だったんだ…」



「え?」



「この名宮って人のお姉さん(?)みたいな人が
去年から決まった日にお墓に花がある…
って前に不思議がってたからさ、」



木壱君はちょっと微笑んで言った。



「…木壱君は…どうしてここにいるの?」



「…俺は―――――――――――………」