陸部の皆と、歩いて部室から学校へ続く道を歩く。そろそろHRが始まる時間。うちらは基本終わる時間が遅いから、もうほとんど周りに生徒はいない。
だけど、校門の方にうっすらと人影が見えた気がした。
遥「…?あれ、迷子かな?」
目を凝らすと、イケメンな感じの人が校門に寄りかかっていた。私よりは大きいけど、男の子としてみると、結構小さめかな?
武「ん?…そうかもな?」
全員校門のところにいる男の子を見る。私たちはとりあえず近寄ることにした。
武「おーい、ちびっこ。
なにしてるんだ?」
武瑠が話しかけると、男の子は一瞬眉毛をピクリと動かした。
?「ちびじゃない。
てか、校長室。どこ?」
サラサラな黒髪。大きすぎず小さすぎずの目。細身な体。
間違いなくイケメンだった。
.