次の日










遥「おっはよー!!」





部室の扉をバンと開いて、遥が入る。その頬には湿布を貼っていた。




でも、そのほかにも遥は目に見える変化があった。




長かった髪の毛を、ばっさりと短く切っていた。







圭「…おま…え…髪の毛…」





圭が驚いて言うと、遥はニコと笑って









遥「にっあうー?

  ほら、私もう部長になったじゃん、だから、せめてものけじめ!」

拓「…はる、無理して…笑っちゃダメ…だよ?」







無理して笑うその様子が痛々しかった。だから、その必要はない、とみんなで近寄った。けど、遥は表情を崩さずに









遥「…部長はね、いつでも笑ってなくちゃいけないんだよ!」








俺達は、言葉が出なかった









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