『や、大丈夫だって!』




なんだか悪い気がして断ろうとすると、


潤也はちょっと怒った顔でこっちを見た。




『ダメ。

夜道を1人で歩くのは危険だよ』




『ま、まだ8時だし…』




『ダメ』




『じゃ、せめて駅まででいいから!』




『俺なら大丈夫だから。

香月1人にはできないよ』




にっこりほほ笑む潤也。




潤也の優しさがすごく嬉しくて、



結局あたしは送ってもらうことにした。