靴箱へ向かう途中に

体育館の電気がまだ付いてることに気づいた。



もしかして…

バスケ部まだいたりすんのかな…?



『…瞬、先帰ってて?』



『…忘れもんでもした?』




『や、違うけど!

とにかく!

帰ってていいから!』



瞬は不思議そうな顔をしてたけど、



『気をつけて帰れよ』



それだけを言って靴箱へ向かって行った。