『まぢかよ…』




あたしがゲンナリしてる横で


まだるいが笑ってる。



『香月
あんたこの前のテスト何教科赤点あったの?』




…赤点の教科が多かった気がする…。




『・・・』




あたしが指折り数えていると、


るいは呆れ顔で見てた。




『つまり、4教科以上はあるってことね』



『ま、全部って言った方がいいかもね!!』




『開き直るな』




『…はい』




るいがすっと立ち上がり、



『さ、勉強するわよ!』


と言って科学室から出ていった。





『え~!!!!』




やる気満々なるい。



このときのるいの顔は


悪魔が微笑んでるようだった・・・・。