たぶん潤也は体育館にいるはず。



潤也はバスケ部に所属してて


昼休みになるといつも体育館で自主レンしてた。





――――バンッ!!




あたしは


勢いよく体育館の扉を開けた。




『??』




潤也はバスケのボールを持ったまま


シュートする寸前の体制でこっちを見た。





『やっぱりいた…』



『あれ?

香月?

どうした?』




走ってきたあたしは

息が上がってうまくしゃべれない。