佳菜もあれ以来


あたしに恋愛相談をしてこない。



だから

佳菜が誰が気になっているのかなんて

知らない。




なんだろう…



恋ってこんなに辛いもの…?





潤也を見かけるたび跳ね上がる心臓。




こんなのあたしじゃない。




わざと潤也から逃げようとしても


追ってしまう目。





どこにいてもわかる。




潤也の声・後姿……。






『あ~もう!!!!』




『!?』




隣で雑誌を読んでるるいがびっくりして、あたしを見る。