瞬が留学したと聞いた翌日


携帯に電話が入った。




知らない番号。




もしかして…



瞬かもしれない。





『…もしもし?』



あたしは電話にでた。




『……香月?』




やっぱり瞬だった。



何週間しか離れてなかったのに

すごく懐かしくかんじる瞬の声。




『…元気?』



『うん…瞬こそ…』


瞬の声はなんだか泣きたくなるほど優しい声だった。