今のあたしは幸せで満ち溢れていた。


中学時代、あんなに荒れていたのが嘘のように。




きっと高校に進学してなければ、



潤也に出会わなければ、



ずっとあのまま、あたしの視界は色あせたままだっただろう。



恋に落ち、


恋を知った。




ただそれだけだったけど、あたしの世界は一気に色付いた。




そして、恋はあたしにいろんなことを教えてくれた。



喜びも、


悲しみも、


怒りも、


苦しみも。




愛おしいって意味も



愛してほしいって思う事も。