『――…!!』



ハッ…




あたしはいつの間にか意識を失ってたみたいで、

ベンチに横たわっていた。




怪我は…ない。



回りを見ても事故処理車もいなければ


さっきのバイクもいない。



どうなってるんだ?



『起きたか』



『!?』



瞬がベンチの背もたれに腰掛け、


あたしを見下ろしていた。