そして、潤也は病み上がりのあたしを気遣い

アパートまで送ってくれた。




『あ、あたしそこのアパートに住んでんの』




瞬とも、

圭とも、

雪斗とも、

そしてアキラさんとも違う、


この気持ちは何なんだろう。




離れがたい。




一秒でも長くいたい。





きっとあたしは



大切な気持ちを忘れてしまっている。