俺は、すぐに2人を見つけた。




香月に声をかけようと距離を縮めると、



振り返った今村瞬が俺に気づき、
香月を自分の腕の中に隠した。




『!!!』




更に、俺に見せつけるかの様に香月にキスをする今村瞬…。



…今すぐ引き剥がしたい。




強く握った拳に力が入る。




見たくない見たくない見たくない見たくない。




今すぐ俺が消毒してやりたい。




だが、俺が嫉妬すればする程キスは激しさを増す。





…ダメだ……



我慢の限界だ…


もう無理にでも引き剥がす。




そう決めて一歩踏み出すと、香月が抵抗し、やっと唇が離れた。