『!!!』



今、首にヒャッとしたものが…!!




パッと横を見ると瞬が息を切らして立っていた。




『な…なんだ…瞬か』




『ほら、水』




あ…あたし気持ち悪かったの治ってる。


ま、いっか。喉乾いてたし。



水を受け取り飲んでいると
瞬は大きなため息をついた。




『ったく、勝手にうろちょろすんな』




『…トイレ探してたんだよ』




『ならバスケなんか見てねえでさっさと行ってこい』



『え―…だって、すっげえフォーム綺麗な奴いたんだって』



瞬もチラッとコートを見たが直ぐに目をそらした。