『うわ!暑っ!!』



俺は、絶対安静と言われ部屋に閉じ込められてた香月に


気分転換でもさせようと、近所の公園に散歩に出る事にした。



だが、アパートから一歩外に出ると、すさまじい勢いで照りつけてくる太陽。




『…部屋戻るか』



この暑さでは、気分転換しにきたのに逆効果だ。




俺が立ち止まると、香月は慌て首を横に振った。




『夏に暑いのなんて当たり前じゃんか!!

ほら、さっさと行こ!!』




よほど部屋に閉じ込められるのが嫌なのか、


連れ戻されない様どんどん先を歩いていく。