その後、香月は病室へ移ったと看護師から報告があった。




俺らは速やかに香月の病室へ向かった。




『香月…』




るいが一番に駆け寄り顔を覗き込んだ。



すると、



『う…っ』



小さく香月が言葉を発した。



『!!!』



その声にみんな気づいたのか、


香月の周りに集まって口々に声をかけた。