朝食も緊張してあまり喉を通らない。




ピンポーン



『!!!』



げっ…

るいの迎えがもう来たのか…?




『え---誰だろ?俺出てくる!』



雪斗がバタバタと玄関に向かっていった。



あ―…何か、より一層心拍数が上がってきた気がする…



『香月―、るいが来た---』


『お邪魔します』



リビングの入り口で雪斗の後ろから
るいが顔を出した。


『おはよ…』



るいは完璧に身支度が済んでるあたしを見て目を丸くした。


『香月を起こす為に早く来たんだけど…

不要だった様ね』



るいがニッコリ微笑んだ。



るいが微笑んでるのに

怖いと思ってしまうのはなぜだろう……