俺はまだ起きる気配のない香月の頭を撫でて、

香月の部屋から出た。


時計をみるともう6時過ぎていた。



『あ、やべ…』




ベランダには朝から干したままの洗濯物。



俺たちは居候の身だから、

家の事はすべて自分達でするのが決まりだ。


俺は洗濯物を取り込もうとベランダに出た。



ふと、道路を見るとうちの学校の制服のヤツが立っていた。