私と千里ちゃんは、肝試しが終わり部屋に戻った。




『香月ちゃん何処行っちゃったんだろうね?』



私は部屋の明かりを付けながら千里ちゃんに話しかけると、



千里ちゃんが荷物へ駆け寄った。





『…佳菜、香月さんの荷物がないよ』





『えっ!?』




驚いて千里ちゃんのそばに行くと、香月ちゃんの荷物だけなくなっていた。