玄関に着くと、バイクに跨がった瞬が腕を組んで待っていた。




『えっ!?瞬!?』



あたしはてっきり

いつもの運転手付だと思ってたからバイクで来た瞬に驚いた。



『何で!?いつ免許取ったワケ!?』




『誕生日きてすぐ』



興奮気味のあたしを尻目に、瞬はあたしにヘルメットをかぶらせた。




『てか、早かったね』


瞬の家からだと、バイクでも30分~40分はかかる。



バイクの後ろに跨がりながら聞くと、瞬は



『アキラさんの所から来たからな』



と言って、あたしが後ろに乗った事を確認するとエンジンをかけた。