片付けは、部員にも手伝わせたお陰で早く終わった。





『よし。千里、部屋戻って風呂行こ』





『うん。佳菜も帰って来てるだろうしね』



『早く風呂入りてぇー…体中ベタベタ』




『私もー。しかも大きい鍋かき混ぜたから腕も痛いよ』





『明日、100%筋肉痛だな』




『うん…てか、今…筋肉痛ちょっとキてる…』





千里と文句垂れながら部屋に行くと佳菜がいた。






『お、佳菜--。今から風呂行くぞ』



あたしが声をかけると、佳菜は申し訳なさそうに、




『…ごめん、私先に入って来ちゃった…』



と言うと、片付けを手伝わなかった事も謝っていた。