『潤也…!?』



『あ、中野』



潤也はあたしの肩に回された腕を見た。



『この子に何してんの?』



ん?…潤也…怒ってる…?



『ただ遊びに誘ってるだけだけど?ね?』



と言って顔を近づけてきた。




キモい。



顔を反らし、腕を振り払おうとした。



――グイッ



『!?』



潤也があたしと他校の奴を引き離した。


『この子が嫌がってるの分かんないの?』



やっぱり潤也怒ってる。



潤也の気迫に負けたのか他校の奴らは



『ちっ…シラケたから帰るか』



なんて言って帰って行った。