あたしは佳菜を見送り、体育館に急いだ。



『香月!』



体育館の前で潤也が手を振ってる。



『潤也、お待たせ!』



『はい、香月のジャージ』




『ありがとう』



『俺の替えのジャージだけど』





『え!?じゅ、潤也のっ!?』



ヤベっ…なんかこれ着るの緊張する…!




『あ、まだ着てないし、洗濯したばっかだから臭くはないと思うけど…』





『そんなの気にしないって!』



潤也のならなんでも大丈夫!…なんて言えないけど。