体育館へ行くとバスケ部が休憩に入ったトコだった様だ。



『あれ?香月?』



  !!

この声はっ…!



バッと後ろを振り向くとユニホーム姿の潤也がいた。



『潤也!』



『こんな所でどうしたの?誰かに用事?』


ひ、久しぶりの潤也だ…!!



『あ、コーチか監督探してて…』



『え?なんで?』




『あ~…佳菜が体調崩しちゃって、今から帰らせようと思って…』



女子バスにボコられたなんて言えないしな……


『掃除に出たまま戻って来ないと思ったら…体調悪かったんだ…』



『そ、そうなんだ』


『じゃあ、俺からコーチと顧問、それと部長にも言っとくよ』



『まぢ?ぢゃあ、頼むね』



『うん、任せて』



潤也がにっこり笑った。



いつ見ても爽やかな笑顔に見とれてしまう。