『他に痛いトコない?』



佳菜をもう一度イスに座らせ傷を確認する。



『うん。大丈夫だよ』



『ホントに?お腹とかは痛くない?』



『うん。痛くないよ。お腹蹴られたり殴られたりはしてないから』




『そっか…』



『…香月ちゃん、携帯なってない?』



『あ、ホントだ』