『残念だったな』


あたしがニカッと笑う。



『瞬の横は香月が一番似合うんだけどなぁ』



雪斗がちょっと拗ねた顔をしてる。



その横で時計を確認した圭が青ざめた。



『うわっ!!やっば!雪!時間に遅れるぞ!』



『えぇ!?やばっ!殺されるッ!!』



『ぢゃ!またな、瞬!香月!!』



『香月、瞬!バイバ―イ!!』


挨拶をして圭と雪斗は慌ただしく走っていった。



その後ろ姿にあたしと瞬は手を振って見送った。