『もぅ今日はここまでにしましょ』



るいが珍しく勉強を中断してくれた。



『また明日もあるし、いきなり詰め込みすぎても覚えないからね。香月は』




『う、うん……じゃ、帰ろっ!!』


あたしは勉強から逃げるべく素早く帰る支度を始めた。