『佳菜、箸止まってるよ?』



私と千里ちゃんは、中庭のベンチで昼食を食べていた。



『あ、うん!』



『佳菜、朝からボーッとしてるけど大丈夫?』



『え?大丈夫だよ』


私が笑うと、千里ちゃんはため息をついた。