『・・・』




なんだ…この人だかりは…





休み時間になる度増していく人。





『瞬の見物人』





後ろの席のるいが雑誌を読みながら顔を上げずに話しかけてきた。





『…俺?』







『こんな時期から来るんだから珍しいんじゃない?』






『ふーん…』





『それにあんたは顔も名前も割りと通ってるからね』