思わず顔がニヤけたのを誤魔化しながら先を急ぐ。








『潤也』







『!?』







今確かに呼ばれたよな??







キョロキョロ回りを見渡すが誰も姿が見えない。








香月の事考えすぎて幻聴でも聞こえたんかな??





また歩き出そうとすると、





『潤也、上』






また声が聞こえた。




・・・上??



上を見るとベランダから香月が俺を見てた。