「あっ」
中には男がいた
手元には【酒】
酒は二十歳になってからだよね
私はまず彼に酒を奪い取り「高校生はお酒は禁止です」
すぐそばにあった机にお酒を置いた
「今日からこの学校に入った那波亜希ですよろしくお願いします」
深々と頭をさげた
「俺神宮司彰」
神宮司彰【ジングウジ アキラ】髪は茶色でつんつん
まさに苦手なタイプだから私は避けようとしてた
「亜希ってさ地味なんだな〜」
私の顔をマジマジみる
恥ずかしいよ
てか呼び捨てとか馴れ馴れしいわ
「ちょっといいかな」
彰に眼鏡と髪をとられた
「返しなさいよ!」
彰は私の手の届かない高いところに置いた
彰は私の顎を持ち上げ
「ダイヤモンドだ」
意味不明
「はぁ?」
「石がダイヤモンドになった」
私は彰の手を手を振り払った