「あゆ、今どこにいる? 家か?」



「……うん……」



声を振り絞って精一杯の返事をした



「わかった……今から行くから。いいな?」



「……うん」




電話が切れると、アタシは居ても立ってもいられなくなって、急いで服を着た



髪も乾かさずに家から出て、光星が来るのを待っていた