「目、開けろよ。

見ろよ、自分が犯されるところをさぁ。

ほら、言うこときいて開けなくちゃ、瞼に食いついて瞼だけ食いちぎっちゃうかもよ?

そしたら目玉むき出しで、目つぶれなくなっちゃうね。

それもかわいいと思うよ。

俺ね、あゆの目が一番好きなんだぁ……

すっごくキレイで、かわいいよね、俺、あゆに見られるだけでたまんない……ゾクゾクする」



吐息まじりのうわずった声



このまま目を閉じているのも、言うことを聞いて開けちゃうのも怖い



もう頭の中はぐちゃぐちゃで、自分がしゃくりあげながら泣いていることくらいしかわからなかった