「さ、さっきまでは友達と一緒にいたんだよ? 別れたばっかりだったの……」



びっくりして声が震えていた



光星くんはまだなにか言いたそうにしていたけど、怖がっているアタシを見てあきらめたみたいに大きなため息をついた



「とにかく、こんな遅くに出歩くんじゃない。

さっきのやつら、逆恨みしてまたおまえに会いにくるかもしれないしな。

今日は家まで送って行ってやるよ」



「ありがとう……」