「光星くん……ありがとう」



「なんで……」



光星くんは眉を寄せた顔でアタシをじっと見つめていた




「え?」



「なんで、こんな遅くにひとりで歩いてるんだよ! 危ないだろ!?」



アタシの肩を掴み、光星くんは切羽詰まったような声を荒らげた