放課後


「ねぇねぇ、あゆー。帰りにケーキでも食べていかない?」


美紀が私の肩をトンと叩いた


美紀はアタシの一番の親友で、お互いなんでも話せる仲だ。


「いいよー! アタシおいしいケーキ屋さん見つけたんだー!」


アタシと美紀は駅の近くにあるケーキ屋さんに行くことにした


「やっぱり数学で頭を使ったあとは糖分補給しないとね!」


「あゆはノートもとらないでずっと寝てたでしょー?」


アタシたちはまるで漫才みたいにテンポよくふざけあう