店員さんは誰もが見とれてしまいそうなキレイな笑顔で、かしこまりましたと言ってさがって行った



「どうしよう! どうしよう! 声、裏がえっちゃったよ! 絶対ヘンな子だって思われた~」



「そんなことないって」



店員さんがいなくなったら美紀は真っ赤な顔を押さえて慌てはじめた



「もうっ、あゆもあんな素敵な人がいるなら先に言ってくれればよかったのに! そしたらもっとおしゃれしてきたのにさー」



「もしかして美紀、あの店員さんに惚れちゃった?」



「えへへ……そうかも。今日から常連になったりして!」