ブッ…


口に含んだのみものを吹き出してしまった。


「気持ちわりぃんだよ!」
「ごめんなさいませ。お兄さん。」


「はぁ?」

「あっ、お兄ちゃん。あんね…アタシ…リヒト君と付き合うコトにしたんだ。」


「あぁ?なんだよ。それ」

「お兄さん。僕。瑠愛さんを幸せにいたします。」

「無理だし。」


俺はそう言ってサッカーの練習に戻っていった。