入学式で席が隣だった、
松山茜
朝比奈恵梨香
とは今では大親友の枠に入る程進展し、
学校の授業も順調に進みちょうど入学してから1週間後だった。



____1週間_____


『おはよー。優奈!!』
朝比奈さん
『ロッカー案外狭いね。』
『あれ!!』

『どうしたの?』

『優奈!!これ見て』

恵梨香が渡したのは一通の手紙……

『中、見てもいい?』

『いいよ』

恵梨香からの許可をもらい中をあけてみると………。

《朝比奈恵梨香さん。あなたの入学を待っていました。これからは楽しい冒険の始まりですよ。》

『何これ??』

『?』
きょとんとした恵梨香

『優奈……!これ先生に言った方が良いんじゃない?気持ち悪いよ、』

確かに気持ち悪い。だが誰が何の為に恵梨香に手紙を書くのか、私には理解ができない。

___職員室____



『失礼します』
やけに珈琲の匂いがする……。
『あの!!1年B組の里村先生いますか?』

そう。私の担任は22歳の里村先生。優しくて綺麗な先生だ。

『まだ来てないみたいですよ。』
学年主任の先生が時計を見ながら、

『それにしても遅くですよね……。』

『また休み時間に来ます。』

『ごめんなさいね。』

結局、里村先生はいなかった。
不満そうに2人で歩いていたら、数学の先生。岡田先生がいた。

岡田先生は29歳。里村先生よりは年上でわりと分かりやすい先生ならしい。

『君たち、もう教室に入った方がいいんじゃない?』

朝比奈さんがためらって

『あっはい』

朝比奈さんは小走りで教室に戻って行った。
私が一歩踏み出そうとした時にチャイムが鳴った。